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ある家族の住まいづくり 
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ある家族の住まいづくり

 

■Case.1 鶴岡市藤島:W様
居室の使途をチェンジするという発想から始まるリフォーム。
 
W様ご家族
家族構成:父・母・子供2人・祖母
 
私の家族は、母と妻、そして二人の子供の五人家族です
 
 町の下水道整備事業に伴って、下水道工事を期間内に行なわないといけないという時期でした。築23年でしたので、脱衣所の床の腐食、母の部屋の屋根の雨漏り、等々の修復も考えなければならず、最初は水周りのリフォームをしようと思っていました。すると母からの提案で「将来子供部屋を増築するのなら、この機会に思い切って一緒にやってしまってはどうか?」と言われました。
  知り合いの大工さんに話をかけたり、ホームセンターのリフォーム情報などを漠然と観て回っていた時に、姉に「工事屋さんではないけれど、色々な相談ごとに乗ってくれる人がいるよ」と紹介されたのが佐藤さんでした
 
 初め佐藤さんにSHSの業務や概念の説明をしていただいたのですが、「自分自身が設計・発注・工事管理・資金計画をする」という事業形態についての理解がなかなかできませんでした。果たして本当にそんなことが可能なのだろうか?と・・・(しかし後に、これが如何に画期的なことか改めて知ることになるのですが)。そしてその後、『住まいづくりの提案書』なるものが佐藤さんの方から提示されました。事前に家族構成はもちろんのこと、私ども家族のライフスタイルや生活空間の利用状況を事細かく整理し、その上で私どもの改善の希望点や生活費用に至るまでを検討していただき、そして示していただいたのがその『提案書』でした。行なわなければならない修繕・改善はすべて踏まえ、その先「このスペースをこう利用してみたらいかがですか?」という提案がされたのです
 
そこから、私どもとSHSさんのお付き合いがスタートしました
 
 その後、佐藤さんから『事業日程計画書』の提示がありました。間取りの話はもちろん、住宅ローンの開始時期、子供の学校、店の営業、仮住まいなど、私どもの生活状況と工事内容も含めて考えると着工は9月、完成は11月とすることにしました。実際、妻や母などは5月の段階で話が出て、後はお任せすれば簡単に夏前にも完成するものだと思っていたようです
 
 まずはライフスタイルを踏まえた「空間づくり」の打合せが始まりました。日中は一部を店舗として使用している点、母が高齢になった場合を考えた部屋の位置、子供の成長に対応できるような2階の空間の使い方…。何よりも驚いたのが、「部屋を工事して新しくするだけでなく、これまで使っていた茶の間と客間を交換して使用するだけで生活が変わる」ということでした。さらに今まで当たり前のように使っていた中廊下を取り払うというアイディアも出していただきました。ただ漠然と、水周りの改築と2階の増築・・・としか考えていなかった私どもにはまったく想像できず「いったいどんな風になるのか?」という話題が家族の間で尽きませんでした。
  かつては茶の間が食事の場所だったため、孤立した台所で孤独に調理して廊下を通って茶の間に料理を運ぶという行為を、家族は深い疑問ももたずに生活していました。食事とくつろぎの場が同じなのでメリハリがなく、子供たちも食事に集中できていませんでした。お話を伺った当初は違和感や不安を多少持ったのですが、打合せを重ねるたびに家族の暮らし方を根本的に見直すことができ、新しい生活のシュミレーションもできていたので、2〜3日ですんなりと暮らし始めることができました
 
 また事業費についても、今後の生活を考えたローンの返済額を設定し、銀行への手数料や登記費用、仮住まい費用なども含めた事業収支をしっかり計画することができました。それから本当にありがたいと思ったことは、業者の方々に直接私どもの思いを伝え、佐藤さんの調整の下で皆様からご協力をいただき、当初の計画内で収めることができたことです。年末には、それぞれの業者の方々が「住まわれて何か不具合はありませんか?」と挨拶に来てくれたことも嬉しく、施主としての実感を味わうことができました
 
 多くの家を建てようとする人や大掛かりなリフォームを考えている方々は、長い時間をかけて資料を集めたり、資金やその他、よく検討されていると思います。その点私どもは「質の良いアトラクションの乗り物に乗って、変化を楽しんでいるうちに、あれよあれよという間に目的地に着いた」という感じでした。でも佐藤さんはそんな全てお任せムードの私たちに何度も言ったものです。「家づくりを楽しみましょう」と。佐藤さんにとっては、私どもは多少物足りない施主だったと思います。工事の工程表から発注先リスト、支払日のカレンダーなど、わかりやすい資料の作成とアドバイス。「住まいづくりは、暮らす人が家に住む意味合いを明確にし、いかに係わるかが大きな満足度につながる」ことを実感でき、本当に楽しい「住まいづくり」ができました
 
 
 
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